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静かに風が吹く。
小鳥の声と共に、風が吹いている。
どこか、遠くへ連れて行ってくれそう。
こんな、暗い現実から...

「うぜぇんだよ。てめぇの顔が。喋り方が。行動が。全てうざぇんだよ。」
私は、顔を床に押し付けられる。
ここは廊下。
先生は、何故か通らない。
休み時間だというのに、ここの廊下だけ、何故か通らない。
そして、この廊下は、
「イジメの廊下」と呼ばれていた。
なのに、先生には情報が伝わってなくて、
全然、先生は通らなかった。
ここは、外から見ても、不気味な廊下だとしか思えない廊下だから、
先生も通らないのだろう。
バシャ──ピシャ──チャポン。
と、水の音が聞こえた。
私は、前を見た。
すると、トイレの雑巾を水でぬらしていた。
いつの間に、と私は思った。
「さぁ、その気持ち悪い顔に、もっと気持ち悪いトイレ雑巾を付けてあげるよ。」
前まで来た。トイレの雑巾が、前まで。
もう、1ミリまでせまったときだった。
パァァァァァァァァァ───
「ま、まぶしい。な、なに・・・」
私は、そのまぶしい光に、気を失った。
一、知らない
「ん・・・んん・・・?」
気が付くと、そこは寝室だった。
見たことも無い高価なベッド、椅子、テーブルなど、
生活に必要なものは揃っていた。
そして、テーブルの上には、ティーカップがおいてあり、
横に、薬と、カステラが添えてあり、
そして、少し離れたところには、水が入ったコップがおいてあった。
「何、これは・・・。どうなっているの?」
これは現実なのかと、たたいたり、つねったりした。
「痛い・・・現実なの。これは・・・」
私は、とんでもないところに来てしまったようだ。
これからどんな生活が始まるのか、全く想像が付かなかった。


選択肢:続 一、知らない

「目覚めたか、知らぬ少女よ。」
「だ、誰!?」
「ん、私か。私は、ラビーだ。」
「は、はぁ??」
私は、ラビーという名前に驚いた。
ラビーと言う名前は、この世界で伝説と呼ばれた名前だからだ。
ラビー博士という、人か動物かは知らないが、
ラビー博士が、この世界で必要なものを作り、この世の者達の生活を助けたからだ。
「ラビーって、ラビー博士ですか!?」
と、私は大きな声で叫んだ。
「いかにも、ラビー博士とは、私のことだ。」
シュワワワワーン────
けむりが、わきでてきた。
「な、なにこれ。う、うわぁ!!」
私は、どこかへまた飛ばされるのではないかと思い、
恐怖のあまり、体が震えた。
けむりが収まったその時だった。
「はっはっは、驚く事はないぞ。」
と、声が聞こえた。
その方向に目を向けると、
「う、ウサギ・・・?」
そう、そこには、一匹のウサギがいた。
白く、目は赤い。
普段着らしき服を着ていた。
「なんだ、私の顔に何かついているのか??」
「ウサギが、喋ったぁぁぁぁぁぁ!?!?」
私は、びっくりして気を失いそうになった。
「あぁ、そうか。新聞には、写真が載せられてなかったなあ。」
「そうです。写真が載っていないので、知りませんでした。」
と、私は言った。
すると、あははははと笑い始めた。
だけど、その姿はまるで、実験に成功した人みたいだった。
「そうだ、良いことを思いついたぞ。」
「どんなことですか??」
「ここで、暮らさないか??」
「良いんですか!?」
「ああ、別にかまわないよ。」
私は胸がわくわくした。
博士との生活だ。
とっても楽しみだった。
このときまでは───


選択肢:二、どうして

そして、博士との生活が始まった。
毎日は充実していた。
言えば、リア充になっていた。
でも、博士はすぐに寝てしまう。
博士は、夜中まで起きているのかと思いきや、
すぐ寝てしまったのだ。
「博士、何をしているんだろう?」
奥の部屋から声が聞こえる。
博士の声だ。
「ええ、ちゃくちゃくと進んでおります。はい。はい、分かりました。」
博士が、誰かと電話をしていた。
ピッ
と、電話を切る音が聞こえて、急いでベッドへもぐりこんだ。
博士は、
「うん、よく眠るが良い。」
と、私をフサフサの手でなでた。
そして、次の日の朝。
「ん、んー・・よく寝た。」
と、おきてみると、
もう博士の姿はなく、研究室で早速研究をしていた。
「博士、おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
とその顔には、どこか、悪がまじっていた。
だけど、あまり変化はなかった。
でも、博士は夜、誰かと電話をしていた。
それが、毎日の日課のように。
私は、聞くのが怖くて聞き出せなかった。
だが、今日やっと決心がついた。
だから、博士にきいた。
「あの、博士。夜の電話、誰としているんですか?」
博士はぎくっとした。
顔も、青ざめてきていた。
「全てを、教えようか・・・」
「君は、私の実験用具だ。君は、私の実験に使う。」
「どういうこと?」
「君を、実験に使うのだ。死ぬかもしれない実験にね。」
「嫌!!そんなの、嫌だ!!」
博士は、そういうと思ったよという顔をした。
「だから隠れて実験の作業をしていたのさ。わははははは。」
私は、顔が青ざめた。
そして、博士が研究室へ無理やり連れ込んだ。
十字型のところに、ピンと体を張って、しばりつけられた。
「止めてください、博士!!」
私は大声で叫ぶと、ヒュルルと縛り付けられた腕のひもがほどけていった。
そして、私は、そそくさと逃げ出した。
すると、博士が追ってくる。
私はもう全力で走った。
そして、気が付くと知らないところにいた。
「ここは・・・どこ?」


選択肢:三、戻らない

つくと、そこは砂漠だった。
「そっかあ、もうずっと逃げて、砂漠まできたんだぁ。」
足には鋭い痛みがあるが、歩き続ける。
パァァァァァァァッ
「う、また、光・・・?」
あまりのまぶしさに、また気を失った。
そして、気が付くと、
イジメの廊下だった。
雑巾は、なくそこにいたのは先生だった。
「大丈夫ですか。」
と、先生は優しく語り掛けてくれた。
まるで、始めの博士のように。

そして、私はいじめられることがなくなった。
イジメの廊下も、今は、
キズナの廊下と呼ばれている。
私は戻らない。
あの、暗い現実には。

この作品の詳細情報

もう、戻らない。

もう、戻らない。

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作成日:2013/12/09

作成者:ちひろ

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