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episode1

小人達が見えなくなると、少年はピッコロを取り出して小鳥を呼んだ。

「・・・ピノキオ! 
そんなに音出したらバレるよ」

案の定、遠くから魔物となった住人達がドタバタと走ってくる音がした。


「ウサギさん、ボトルの水を!」
僕は急いでボトルを渡した。
少年は、自分と雑巾と僕に水をかけた。

ヒョロヒュルルリッ・・・
少年の呼んだ青い鳥と仲間達が飛んで来た。

青い鳥は、低空飛行をして僕らを乗せた。
地にいる魔物達はうめき声や雄叫びをあげて、怒り狂った。

「できる子でしょ?」
少年は鼻を高くした。

「・・・あのお城まで飛んでって!」
小鳥の大群は、長い魔物の鉤爪(かきづめ)や茨(いばら)道を難なくかわした。
大空で青い鳥が高々と空を飛ぶ。
空の飛行は本当に酔う。
色んな角度に変わるので、目が回るのだ。

「ヒャアァァァァァ!」
目の前に外壁が迫ってきた。

「あそこの窓に突っ込むんだ!」
少年が叫ぶと、鳥は壁とスレスレに垂直に飛行した。
窓が開いている。

僕らは窓から城の中へ侵入した。

カカカカ・・・

青い鳥は静かに城の床へ着地した。
小人達は下へ降りた。
小さくなった分、城が余計に馬鹿でかく見えた。
侵入した部屋には、本棚がたくさんならんでいた。
図書室のようだ。

「ウサギさん、キノコを半分ずつに分けよう」
キノコを半分にちぎり、少年に手渡した。

ギュルルルルルルルル・・・
誰かのお腹の鳴る音がした。
「お腹へったの?」

「いや、僕じゃない!
あいつらだ、隠れよう」

僕らは本棚と本棚の隙間に隠れた。
綿のような柔らかいグレーのホコリがぎっしり詰まっている。
ウサギからネズミになってしまうじゃないか。

ガチャン。
僕の嘆きをよそに、ドアが開くと共に、2匹の魔物が入ってきた。

「マタ腹ヘッタ」

「サッキ、沢山食ベタバカリジャナイカ!
俺ノ残リモンモ、食ッタクセニ」 

「食イ物・・・ドコダ?」

「オ前ノ胃袋、ドウナッテンダ?
早死ニスルゾ」

「・・・オイ!
食イモン、アソコニイルジャナイカ!」
どうやら一羽のルリビタキを見つけたようだ。

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episode2
名無し

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この作品の詳細情報

不思議の国の白ウサギ・第八章~鏡の呪い~

不思議の国の白ウサギ・第八章~鏡の呪い~

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作成日:2013/03/30

作成者:名無し

総ページ数:10

閲覧数:7645

コメント数:0

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