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忘れもしない夏の日のこと。わたしは、塾を休んだ。
もちろん、連絡なんて入れていない。もっと大切な、やるべきことができたからだ。
夏期講習も半ばという頃、妹が急に倒れたとの知らせが入った。
私の家には父が単身赴任でいない。母は出ていってしまった。
私は高校生になり、コンビニのバイトをしながら塾へ通っているので、帰るのが遅いときが多い。
まだ中学生になったばかりの妹にはかなりきつい日々だっただろう。
知らないうちに無理をしていたようで、体にガタが来ていたようだ。
お医者さんから聞くと、余命はあと3ヶ月もないらしい。
「手は尽くしますが、今は好きなことをさせてあげて」
と、わたしの耳には冷たく、死刑宣告のように響いた。
妹の入院している病室へ顔を見せに行く。
今は落ち着いているように見えるが、先のお医者さんの言葉が頭に渦巻く。
でも、妹の前では笑わなきゃ。
わたしが入ってきたのがわかると、妹はにへっと笑って小さく手を振った。

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石動しおん

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夏と妹と海

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作成日:2018/07/08

作成者:石動しおん

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