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ある日の夜、
窓の向こう側の森を抜けた村から聞こえた

1人の女の美しい叫びの歌声で、
10年もの眠りに終止符をうつ。

あーそれにしても。
石でできた棺の蓋は、
開けるのが困難で、ものすごく面倒だ。

2度寝する?いやいや、
そんなこと聞いたことねーし…
あー…血が飲みたい…
痛っ!腰痛がひどい!

よし。爆破させよう。

ドッッカーン!!
加減がわからず、爆音が部屋に響きわたり、
石の棺が粉々になった。

すこしびびったが、
寝床が無くなったことは気にしない。

寝床の破片が広がるその部屋は無駄に広く、
ガラス張りの窓が目立つ、綺麗な部屋だった。

ふと、
足元に転がっている懐中時計を拾った。

あ、やべ。そう言えばこの懐中時計…
銀やないか…
あーでも触る分には大丈夫そうや。

そりあえず
窓枠に腰掛け、時刻を確認した。

12時前…

さっきの女の歌声が頭の中をちらつかせる。

寝起で、イラ立ちが半端ないせいか、
窓を開けるのが面倒。

静まり返る夜中、窓ガラスを割った。
ガラスの音がド派手に響いて
ちょっこーとびびる。

俺はかなりの面倒くさがりで
ちょっとビビりな男だ。

普通に窓を開けた方が良かったんじゃないか?
でも、開け方がわからなかった…
そう思いながら
真っ黒な翼を生やし夜空に飛び立たった。

バサバサと、かなり騒がしい羽の音にまたイラ立つ中、
星と月だけが起きている。

ふと
幼い頃の記憶が、思い出せない事に気がつく。
どうやら記憶を消されてるらしい

あー気持ちが悪い。
思い出せそうで思い出せない。

そうこうしてたら女の城に到着。

どうやら女は、何処ぞの姫らしい。

なぜだかその女のことが気になってしょうがないきもちと、
美しい歌声につられて女に近づいた。

女は、城の最上階の部屋にいた。
その女の部屋は、大きな鳥籠の中に部屋があるかんじで
不思議でならなかった。

姫という立場でありながらなぜ?

それにしても。この鉄の塊とでかいカーテンのせいで
女の顔が見えない…
かすかなカーテンの隙間からふわふわした長い金色の髪が見えて
月の光が女にかけられた手錠と足かせを目立たせる

まじかよ。

悔しい気持ちになった。
そんななか。泣きながら夜空に祈るように歌い続ける
『星のように自由に光たい』

その姿をみて俺は、その女に同情してしまった。

俺は小さな可愛らしいコウモリに姿を変え
女の手錠を外し、女に俺の城に招くため、招待状を渡し、こう伝えた。

『そんなに外に出たいのなら
出ればいいじゃありませんか。』

『外に馬を用意してます。その馬で
森の奥にある城へ お越しください…』

そう伝え、女の部屋を後にし、今度は馬に姿を変えた。

忙し過ぎるし(笑)てか必死過ぎるやろ(笑)

などと平気なふりをしているが
実はかなり切羽詰まっていたりする。

早くあの女を救わなくてはならないとと
気が気でならなかったからだ。

消された記憶となにか関係があるんじゃないか?

そんなことをウジウジ考えていると、
遠くの方からあの女が
めちゃめちゃ嬉しそうに走ってくるのが見える。

あー神様は意地悪だ
また顔が見えない…。

とりあえず女を背中に乗せ光の速さで走り出した。
すると途中で腰が痛いと女が言うもんだから降ろしてやった。

まぁ仕方ないか
ずっと閉じ込めらてあんな状態だったし
体力が持つわけがないしな
え?

ふと目を離した隙に、女の姿が見えなくなっていた。
えぇ!?まじかー

歌い声が聞こえる。…
俺は元の姿にもどり、その方向へと忍び寄る。

みつけ…

花を摘みながら歌うあの女に、月の光が差し込むその時、
言葉を失うほど美しく、あの女が月の妖精に見えた。

触れたら壊れそうな、その儚い姿をみて俺は
汚したくなった。

女の後ろにそっと近づき眠らせ捕まえた。
俺は、眠った女を担ぎ
自分の城に運ぼうとしたその時、

ちらっと見えた赤い宝石のついたネックレス。

かなり見覚えがある!が。まったく思い出せない。
何か、大事な記憶を消されている気がしてならなかった。

俺はとりあえず女を城にかつぎ込み、
使用人に女を渡し、ドレスを着せろと命令する。

俺が着替えさせても良かったのだが…、
なにか違う気がして…

とアホなことを思いながら、せめて飾り物だけでもと
宝石箱の中の、大量な女物の飾り物をあさる。

俺はあほか。担いだ時に顔を見ればよかった
しかも…血を飲むのを忘れてた
もう、ええか

と、選んだ飾り物を使用人に渡しに行こうと
女のもとえ向かうと、
完璧に着飾って着替え終えた女が目を覚ましていた。

うぅわ、無駄足ー
俺アホすぎ。

と自分にイラだつ。
自然を装い使用人に、あの女のために選んだ飾り物を手渡し、
片付けるように指示する。

そしてようやく顔を合わせた。

俺はいちころだった。
目が合ったその瞬間。
背中に電気がはしった。

どうやら俺は、彼女に一目惚れをしたようだ

鼻血が出そうだ。

ため息が出るほどの美しい顔立ちに、
色っぽい雰囲気をだす彼女に俺は、
心を奪われた。

彼女は今どんな気持ちなんだろう。

お!どうやら心の声もきけるらしい。!
…ヴァンパイアって素晴らしいな!

意識を彼女に集中させ、流れ込む。彼女の心
『暗くてよく見えない…』
目は合っていなかったようだ。
ちょっっしょげてしまった。

とりあえず何か言わないと。

『ようやくお会いすることができましたね…』

そう彼女に伝えると
彼女は俺の顔が見えたのか、分かりやすい反応をした。
赤面しまくりで、かなり照れている。

彼女の心の声が流れ込んでくる。
『一目惚れしてしまいました。』…!!

嬉しさのあまり、躍り狂いそうな気分を必死で我慢した。

あ!名前!彼女の名前が知りたい!

♤『名前!おしえてください!』

♡『は!はい!えっえぇと、!』と、かなり緊張してるみたいで、
とても名前を言ってくれそうにない。

そこで俺は考えた。
小さな可愛らしい黒い子猫に姿を変え、
彼女の膝に座り込んだ。

♡『えぇ!』かなり驚いている模様

そりゃそうか。てか…自分でしといてなんやけど…

うわ。やばい。耐えられない…

彼女との距離が近すぎる!

そんな俺の気持ちをよそに彼女は、
猫の姿になった俺をみてかなりリラックスしている

『うわ!俺って天才!』

やらかしてした。

気持ちが声にでてしまった。
顔から血の気が引いてあおざめる。

彼女が目をまん丸にしてかなり驚いていた
おわった。
彼女の気持ちが流れ込んでくる。
『意外!』終了した

♡『そっちのほうがいいです!』

♤『え!?』

♡『その喋り方のほうがいいです!』

♤『そ、そそっかー!そっかそっか!よかったー!
引られたかと思った!そっかー。』

♡『引くとか!ありえないです!
あ!そうだった!名前でしたね!名前はルカです。』

♤ルカかぁー。もうおぼえたぞー!
『俺はルイ』

♡『かっこ良いなまえですね。』
そう言いながら俺に見せた笑顔に完全に魅了される。

それに比べて俺は可愛い子猫ちゃん

ダサすぎる…

でもルカが笑ってくれるんならまあいいか。

♤『おおん。ありがとう、ございますぅ。』
かなりぎこちなく、
意味不明な返事をしてしまった。
その返答に関して彼女は、必死に笑いをこらえていた。

俺はかなり真面目だ。でもまぁいいか
ルカがわらってるのなら。

は!と、何かを思い出したかのような顔をしたかと思いきや、
下を俯向くルカ
♡『もうそろそろ戻らないと』

♤『は!?なんで?また閉じ込められたいんか?』

♡『あんなんでも家族なので』

…ありえない。
帰したくない。一緒に居りたい。
でもルカの気持ちはどうなる?…くそっ

♤『ルカがそう言うんなら…
その代わり毎晩12時過ぎに会いに行く事をゆるしてください』

その時間はルカと初めて出会った大事な時間。

♡『承知いたしました(笑)』
その笑顔にまた鼻血が出そうだ。

♡『元の服に着替えないと!』

そう言ったルカは、俺のそばを後にし、
使用人から元の服を受け取り、別の部屋へ着替えにいった。

しばらくて着替え終えたルカが、
俺の元えと駆け寄ってきたので、
抱きかかえ、黒い翼を目一杯に広げ、
俺の城を後にする

♤『そういえば。
なんであんな所に閉じ込められてるんや?』

♡『お父様が私の歌声と容姿は、人を虜にする。
だからお金になるって』

クッソそれが。という気持ちは押し殺し…
♤『…それならもっと大事にしとくはずやろ?』

♡『私が逃げないようにしてるみたい』

♤『…』

♡『え!怖い事考えないでね!』

あー、つい気持ちが顔に…

♤『…明日絶対会いにいくから』

そう言ってルカを部屋におろし、ルカが言うままに
足かせと手錠をつけなおした。

こころが痛い…。半泣きだ。

それから俺は、約束どうり決まった時間に
ルカの部屋へやってきてはルカをさらい、

一緒に過ごす時間は幸せを感じていた。

同時に毎日の別れはきつかった
毎日2人で泣いた

ルカが、…
『手錠と足かせを元に戻して』
そうゆうから。俺はそれにしたがった

ルカの心の声が流れ込む分、
俺にとっても拷問だった。

正直俺は、連れ去りたかった。
でもルカに嫌われるのが怖くてできない。

だから待とうと思った。
ルカかが、俺とずっと一緒にいたいと
こころからそう想ってくれるまで。

でもやっぱり、
なかなか離れられなくて、まだそばに居たくて
日に日に一緒にいる時間が長くなる。

ある日、怖れていたことが起きた。

♡『もうすぐ空が明るくなるね…』

♤『連れて帰りたい。俺とずっと一緒に居てほしい』

♡『私も一緒に行きたい。
離れたくない。でもだめだから…』
そう言ったルカは、泣きながら手首を俺に突き出し
俺はそれに従い、手錠をはめ直そうとしたそのとき、

突然ルカの部屋の戸が開き、
ルカの両親が、かなり焦りながらはいってきた。

どうやら俺が、
毎晩会いに来ていることに薄々きずいていたらしい。

そんな中、激しく震えながら俺にしがみつく、
ルカの心の声が流れ込む
『怖い …殺される …殺される 。痛い痛いから…』

どうやら鳥籠に閉じ込められているだけじゃないらしい

俺は優しいくルカを抱きしめた
『大丈夫。大丈夫だよ。だからもう泣かないで。』

ルカの震えが、ぴたっととまった。

俺の目をまっすぐ見つめ、
涙を流しながらきれいに笑うルカに
朝日が優しくてらし、

ルカの心の声が流れ込む

『私をさらってください』
今までの君の中で一番綺麗だとおもった。

俺はルカを優しく抱きかかえ
翼を広げその場を後にした。

運命は時に残酷過ぎる

それでも君が

俺と一緒に居たいと願うなら

守ってみせるよ

君を傷つける全てから

たとえそれが、俺自身であったとしても。

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1.
守ってみせるよ 君を傷付ける全てから
-

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愛してる ただそれだけです。

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作成日:2016/05/18

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